女将のつぶやき

日常心にとまったことを書いてみます

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

*セミ

2016.07.28 (Thu)

くすのきにセミ



真夏
連日セミの大合唱が聞こえている
木々の下に入ると
まるでシャワーのように降り注ぐ


ふと
あの夏が思い出された

30年ほど前になる・・・・

私はバレエ教室の教師をやっていた
夏休み、私の主宰するバレエ教室の発表会を目の前にして
50名ほどの生徒たちの総仕上げに毎日を過ごしていた


あのころ音楽はCDでなくレコード
楽曲の中から抜粋した曲にイメージの踊りを付けていくというやり方だった

子供や主人が寝静まった真夜中
イヤホーンで音楽を聴き
曲を選ぶ
オープンリールのレコーダーに録音する
音楽の拍を数え小節をカウントし
テープを細工する

それぞれの作曲家の曲を拝借し貼り付け
創作バレエ用に引用した


バレエの物語を書き
台本を起こす
舞台装置・音響・小道具・衣装・照明・振り付け・・・・などなど
多岐にわたって
指示書をつくり、
ひとつの舞台を作り上げていく


すべて手づくり
来る日もくる日も
その日のために
ほとんどの時間をついやした

毎日
セミの大合唱のシャワーが
ガンバレ!!ガンバレ!!
と聞こえた

小さな作品ではあったが
主役の女の子がいて
夢の中で
お花の妖精たちと一緒に戯れる劇中劇のスタイル
花の精たちの総踊り
しずくの精たちの舞
虫たちの踊り
女の子のストリーテラーとしてのソロ
イメージを膨らませ
振り付けに没頭した


この夏セミの大合唱を聞き

あの夏
あれほど自分を追い詰めたのは何だったのか考えてしまう

発表会への期待感・・
父兄たちの子供をみる視線・・
公演の出来栄え・・・
子供たちのくったくのない笑顔・・

発表会を成功させなければという責任感・・
時間がたりないという焦燥感
不安が渦巻いていた

でも・充実していた・・・


セミの大合唱は毎年聞こえていたはずなのに

なぜ
今頃あの夏を思い出したのか

セミの声シャワーは
もうひと頑張りせよと言っているのか



指宿ロイヤルホテル







スポンサーサイト

<< 前の記事へ | HOME | 次の記事へ >>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

カレンダー(月別)

10 ≪│2017/11│≫ 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。